K6III+が発売になった頃、N3下駄とK6III+450(コア電圧2.0V)を入手し、ベースクロック66MHz×2×4.5=600MHzで快適に動作していました。が、2002年夏から不安定になりやむ終えず533MHz化・ヒートシンクを銅だ交換・電源強化(300W)し半年以上耐えました。ところが2003年5月にはついに起動中固まり現象が多発するようになり、物置に眠っていたRaII23@300のマザーボードと入れ替えることになりました。
N3下駄に銅だを釣り糸で固定。 入力側コンデンサ強化 |
300W電源に交換,サービスコンセントにリレーを追加。 電源連動化,Ra300@800も同様に電源強化。 |
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標準CPUのXVマザーボードを取り外し | RaII23@300マザーボードを取り付けたXv筐体 |
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N4下駄を確保(ソケット表面が剥がれていましたが動作上問題ありませんでした)。
Xv筐体のマザーボードを元に戻し、コア電圧可変の改造し2.0Vに設定、倍率を66×2×4=533MHz。600MHzはコア電圧が2.0Vの為か起動せず。
SW3を取り付けた下駄内部 | |
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Ra300は、標準でSlot1変換下駄(Slot1→Socket370)を介してPPGA版Celeron300Aを使用しているので、Celeron533(Mendocinoコア)までであれば、CPUを載せ換えるだけでアップグレードができるようです(下駄にCPUが直付けになっているので、自分では試してないので保証できません)。
FC-PGA版Celeron533A(Copprmine-128Kコア)のものは、注意が必要です。それは、「マザーボード上のDC-DC
ControllerがCopprmine-128Kコアが要求するコア電圧1.5Vを供給できるか否かで、Celeron533A以降のものに載せ換えできるかどうかが決まる」、ということです。
Ra300にはHIP6004CBとHIP6004ACBの2種類の電圧DC-DC
Controllerがあるようで、前者の「CB」が1.3〜3.5Vの電圧を供給でき、後者の「ACB」が1.8〜3.5Vの電圧を供給できるようです。
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Celeron533A以降のものに載せ換えようとする場合、まずはマザーボード上のDC-DC Controllerを確認する必要があります。 DC-DC Controllerは、メモリとCPUソケットとの間、写真中、赤丸で囲んだ部分になります。 私のRa300は残念ながら後者であったため、電圧変換ゲタのPowerLap社製PL-iP3/Rev2を使用することにしました。
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2001/05/19 私の住んでいる地方で入手可能な最高速のセレロン766(66×11.5)を確保しました。
Celeron 766MHz | PL−iP3/Rev2に装着 |
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2002/04/05 Mate-Rユーザー垂涎のFSB100MHzのPentiumIII 1.1GHzを確保
PentinumIII 1100MHz | PL−iP3/Rev2に装着 |
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★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.610 ★ ★ ★ 使用機種 Processor Pentium II 731.4MHz [GenuineIntel family 6 model 8 step A] 解像度 1024x768 65536色(16Bit) Display スタンダード ディスプレイ アダプタ (9821 シリーズ) Display [?]PC-9821 Ra18/20,RaU23 (Trident) Display WGP-FX16N (3Dfx) Memory 129,416Kbyte OS Windows 98 4.10 (Build: 2222) A Date 2002/ 4/13 10:25 SCSI = I-O DATA SC-UPCIシリーズ HDC[X]=標準 IDE ハード ディスク コントローラ ABC = IBM DNES-318350W Rev SA30 D = GENERIC NEC FLOPPY DISK E = FUJITSU M2513E Rev 0020 Q = PLEXTOR CD-ROM PX-40TS Rev 1.00 ALL 浮 整 矩 円 Text Scroll DD Read Write Memory Drive 36061 58629 46526 75865 8496 58896 420 60 19579 20078 33817 A:10MB |
2002/10/19 Celeron ES品( 2001/05/19のCeleron766の約半額で確保
)
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★ HDBENCH Ver 2.610 ★
★ ★ 使用機種 Processor Pentium II 797.8MHz [GenuineIntel family 6 model 8 step A] 解像度 1024x768 65536色(16Bit) Display スタンダード ディスプレイ アダプタ (9821 シリーズ) Display [X]PC-9821 Ra18/20,RaU23 (Trident) Display WGP-FX16N (3Dfx) Memory 129,416Kbyte OS Windows 98 4.10 (Build: 2222) A Date 2002/10/19 9:55 SCSI = I-O DATA SC-UPCIシリーズ HDC[X]=標準 IDE ハード ディスク コントローラ ABC = IBM DNES-318350W Rev SA30 D = GENERIC NEC FLOPPY DISK Q = PLEXTOR CD-ROM PX-40TS Rev 1.00 ALL 浮 整 矩 円 Text Scroll DD Read Write Memory Drive 35976 63895 50705 75900 7572 58950 420 59 15329 15036 37154 A:10MB |
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丸印部分の螺子を外します。
螺子長さや頭形状が違います。取付時、間違わないように |
丸印部分のカバーを外し、螺子を取外します。
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キーボードへのケーブルを取り外します。
コネクタ両端の爪を引き下げると簡単に抜けます。 |
(A)は、液晶モニタへのコネクタです。 (B)は、マウスパットへのコネクタです。 |
精密ドライバー(-)で底部の爪を外します。 |
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丸印の中央部分の端子が解放状態になっています。 この状態では、(FSB:60MHz)×2.5=150MHzです。 |
両端子を半田でショートしました。 これで、(FSB:66MHz)×2.5=166MHzになりました。 |
キーボード下にあるCPUボードを取り外します。(分解方法は今後記載します。) | |
丸印2カ所に倍率設定があります。 この状態では、(FSB:66MHz)×2.5=166MHzです。 |
IA3の抵抗を右側に移動させます。部品は大変小さいため(1×2mm)半田作業に十分注意してください。 これで、(FSB:66MHz)×3.0=200MHzになりました。 IA2の左側が黒ずんでいるのは、最初に間違えてIA2のみを移動させて133MHzになってしまいました。 |